作品紹介
2007年5月作品建立場所の選定にエルム高原家族旅行村トリム広場に決定。
最初の除幕式を迎えた2010年6月より毎年5ケ年間、合計10作品の建立を行い、
「彫刻公園サキヤマ」の完成に至った。
公園名称、公園の由来、作家の紹介をコンクリートの壁面に金属板を埋め込み
オリジナルの大型案内板を設置した。
1年目 建立日時 2010年6月12日(土)11:00
現場第一線で働く人のシンボルとして、
坑道で採炭する夫婦の労働者男性が先山(サキヤマ)
ツルハシで石炭を掘り、妻が後山(アトヤマ)
掘り出された石炭を集める微笑ましい夫婦愛の姿を
炭鉱町赤平には、このSAKIYAMAとATOYAMAが
無くてはならない作品と思っている
2年目 建立日時 2011年6月11日(土)11:00
法師は自由、愛の仏道を広めに諸国修業の旅へ
北海道さらに赤平へ、千荊万棘の炭鉱社会
ヤマが生きる喜怒哀楽を乗り越えた人間愛の歴史
3年目 建立日時 2012年6月9日(土)11:00
SAKIYAMAで紹介のとおり、厳しい坑道労働者の
夫婦愛の対の作品として
おんなが重労働の炭鉱で働いていたことを
忘れてはいけない
事起しは、「元気」「根気」「その気」である
地方が元気にならねば
“から元気、赤平”と強く念じ
地域が活性するには「その気」が大事
まちづくり、芸術づくりも「その気」で頑張ろう!
「さわれば さわれ 人と石 愛は石をもかえて」流口伝より
彫刻公園サキヤマに配された作品群に
「指の肌」で直接触れて
芸術・文化にもっと親しんでもらいたいとの想いから、
五感で楽しんで、スキンシップを大切に
人には寄って、聞いてみて、肌を感じる
人間社会でありたい
4年目 建立日時 2013年6月8日(土)11:00
炭都には花あり、三味線の音あり、
また流先生と赤平の縁を深めたのは「三味線演奏」
出会いのバチに感謝しよう
まちづくりは、くじけず七転八起、
あかっぱちかいても、あかバチならぬ
「ナガレバチ」がエルムの森に峙つ
イルムケップ山(865m)の麓
エルム高原ゾーンは「彫刻公園サキヤマ」と
共に未来永劫発展
村の守神、五穀豊穣、無病息災、子孫繁栄、商売繁盛
過去から現在にいたる神々は
いつも近くで見守ってくれていることを確信する
「旅法師」と「旅法師Jr」は、夫婦、親子、兄妹を
表現し、家庭を守った人々の汗で築かれた炭鉱社会の
家族愛・隣人愛・社会愛を大切に象徴している
5年目 建立日時 2014年6月7日(土)11:00
赤平、住吉地区に伝わるアイヌ部族の民話
人々のピリカメノコへの想いがカタチとなり
赤平に建立されました
サキモリは古代、外部からの
防備と配置された兵士
鉱夫たちがやま(日本)を守った
現在の人々も地域社会を守る
サキモリでありたい。
旅法師
(1991年製作)
ミカゲ石 175×100×100cm
ATOYAMA
(2012年製作)
黒ミカゲ石 277×170×150cm
その気
(2002年製作)
白ミカゲ石 156×140×100cm
指の肌
(2005年製作)
黒ミカゲ石 195×140×100cm
ナガレバチ
(1985年製作)
黒ミカゲ石 314.5×140×140cm
コロポックル
(2003年製作)
コールテン鋼 328×100×80cm
旅法師Jr
(2007年製作)
黒ミカゲ石 59.5×24.5×24.5cm
ピリカ
(2013年製作)
ミカゲ石 251×90×83cm
サキモリ
(1984年製作)
ブロンズ 225×100×96cm
SAKIYAMA
(2010年製作)
黒ミカゲ石 292×166×166cm