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人を守る、地域社会を守る「安全の駅」と赤るい志民サポーターの取組み

 平成18年、地域の見守り、子どもたちの通学時間帯における声掛け・パトロール隊を自社社員で編成、明るいに赤平の「赤」の文字を充て、市民の「市」から「志」の志民へとの意味を込めて自主防犯パトロール隊「赤るい志民サポーター」を結成しました。

 自主防犯パトロール隊員は植村建設㈱とグループ会社3社の社員115名。活動は赤平市内を中心として、犯罪を未然に防止する活動、地域住民への声掛けや防犯指導、非行防止や子どもの被害防止を目的とした青少年らへの声掛け、青色回転灯を装備した車両を、平成27年現在10台を保有し防犯パトロールを実施しています。

 平成20年10月に、赤るい志民サポーターの活動拠点として「安全の駅」を整備。市民と共に自主防犯活動を行う拠点として北海道警察本部より道内5番目の民間交番として選ばれました。翌21年には警察庁の行っている地域安全安心ステーション推進事業に選定され、以降現在まで継続して毎年選定されています。

▲青色回転灯装備車とともに

▲いかのおすし勉強会

 「安全の駅」では、電光掲示板を設置、安全・安心のまちづくりをめざした運動の重点や、市民への安全を声掛けしたメッセージを掲示し、市民にいつでも使えるようにAEDの配備や缶詰パンやレトルト食品などの非常食や携帯ラジオ、救急用品等を常備し、子供110番の家、子供の駆け込み避難場所としての役割も果たしています。

 毎年防災週間期間中にイベントを実施し、北海道警より「ほくと号」に来て頂き、市民のドライビングシミュレーション(安全運転診断)や、地元小学校1年生の「いかのおすし」勉強会や子供駆け込み訓練、AED使用方法講習会、ミニSL試乗会や子供縁日を行っています。また、土砂災害で埋まった自動車を発見したという想定で、警察に通報、周囲の交通整理、埋没車輛の掘り出し作業を実施し、AEDを使って車内からの人命救助を行う訓練を実施し、一般参加者にも自動車からの脱出訓練を体験してもらっています。

▲子どもたちと救命講習

 現在、社員20名が防災士の資格を保有し、全社員が普通救命講習を修了するなど、全社的に防災や救命の知識を向上させ、緊急事態に備えるとともに、BCP(事業継続計画)も導入しています。

▲「安全の駅」内部

地域なくして企業は成り立たない。地域の方々と共生していかなくてはならない。企業としてできること、そして市民が交流の場として安全の駅を活用し、地域に安心の輪が広がることを目的としたこれらの活動は社業と共に継続していく所存です。

 赤るい志民サポーターと「安全の駅」の取組は、平成24年7月20日北海道警察本部長より感謝状を、また10月11日には、「北海道犯罪のない安全で安心な地域づくり賞」を受賞しました。

▲こども写生会

▲土砂埋没車両救出・人命救助訓練

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